調査報告〜ストーリー編〜

細かいところを見よう

 BTTFの作品において意外と細かいところにも目をいかせると「あら?」というところがあるものです。
ここではシリーズ別に見てみましょう。ただネタばらしの方向性もあるの詳しいことは自分で確認してください。

注:ハイパーリンクになっているタイトルはより詳しい内容をBTTF事典に記載されていたりしています(別ウィンドウ表示)。

パート1   パート2   パート3

パート1

物語の展開を暗示?
 一番最初のシーンと言えば時計がたくさんある研究所のシーンですが、この中に物語の展開を暗示するある物があります。これは……

HD研究 研究室内の小道具
 大量の時計の中で別途サイドにおいてあった古いラジオ。よく見るとRCA VICTOR製の時計付きラジオですが、ベッドにはJVCのカメラがあるので日本製とアメリカ製のビクターネタのようです。
またコーヒーメーカーはジェネラルエレクトリック製、テレビはSANYO製SPECTRA2000といったところ。最近のHD化により判別できるようになった。

プロップ研究 研究室の新聞記事
 ブラウン家本宅が火災に遭った記事と、土地の売却に関する記事がスクラップされているが、この新聞は前者が1962年8月2日、後者が1963年2月1日の記事である。火災に関する理由は本編ではあげられておらず、ただ、家と土地を売ったとして終わっている。近年のアントールドテイルズ等ではこの部分に関して、タイムマシン研究の危機として身を隠したとしている。

審査員
 これは有名な話ですがマーティが「パワー・オブ・ラブ」を演奏していると「音が大きすぎる」といった審査員はその「パワー・オブ・ラブ」を歌っているヒューイ・ルイス本人。

HD研究 バーガー・キング
 オープニングでマーティが遅刻しそうになって研究室から出てきたとき映っていたのはバーガー・キング。マーティの兄のデイブが来ていたあの制服もバーガー・キングになっている。
またその後ろにはトイザらスがあるが、日本でのトイザらスの展開は1990年代以降で、アメリカではメジャーだった。

The Honeymooners
 これは1950年代のコメディ番組だが、1985年では再放送で流れていた。1955年では新番組として流れている。よく知っているギャグでもあるがそれが両年で放送されていた日がほぼ近いときにトラベルしてしていることにもおもしろさがある。しかし、この部分は国によって再放送という考えがないところもあり、「ビデオ」で見たという扱いになっている事もある。

TWIN PINES MALL
 タイムトラベル実験を行ったところだが、元はその場所の農夫だったピーボディ氏の植えてあった二本の松の木にちなんでつけた名前である。ここでマーティが1955年にとばされたとき松の木の一本を轢いたのは有名なことで、後で1985年に戻るとそこは"LONE PINE MALL"となっている。

ステップバン
 ドクがデロリアンを積んで来たあのステップバンの横に書いていた名前は
"DR. E. BROWN ENTERPRISES, 24HR. SCIENTIFIC SERVICES"(ドクター・E・ブラウン研究所24時間科学サービス)
この場合24時間はいつでも、いついかなる時もという扱いで考えるけど、その意味がわからない人にとってはこの意味はコンビニと間違えやすい。

HD研究 ドクの小道具その1
 身につけていた物を見ていると色々と面白い物が見えてくる。登場の瞬間に手に持っていたアルミ製の機械の付いたクリップボードはホイヤー製のMICROSPLIT7030とおそらく同メーカーの時間計算機(ラリー用か?)であろう。さらにドクの象徴の一つである両腕の腕時計、近年の高画質がで見えてきたのだが、右腕はSEIKO A826 Training Timerで、スタートボタンには延長用のワイヤーが付いている。常にTFCを操作する人差し指にはそのワイヤースイッチが見える。更に左腕にはArmitron Wrist-Comp 101という時計があるがこれはマーティのメモリーバンクに似たテンキー付き時計で計算機能が付いている。

HD研究 二つの比較時計
 実験の最初に比較した二つの時計、ドクが持っていたストップウォッチはSEIKO S111-5000と呼ばれる物で、これは世界初のプリンター付きストップウォッチで専用のプリンターとカールケーブルでつなげば、記録を印字する事が可能となっている。実際にドクの腰にぶら下げていた銀色の袋に入った物がプリンター本体である。一方アインシュタイン側の時計はCITIZEN LC021-A02と呼ばれる防水型である。どちらとも液晶タイプのストップウォッチで映画本編のようなLED表示ではない。

ドクの小道具その2
 ドクが持っていた小物のうち、ドクが次元転移装置の説明をしているときに、手に持っていたものがあるが、これはよく見てみると東洋の計算器『算盤(そろばん)』である。初盤のシーンでは出てきていないが、よく見てみると中が動きに合わせてカチャカチャ動いている。
瞬間的に手に持っているように見えるのは、原作の非公開内容にヒントがあった。例の1955年10月5日を指定した後、その日から今日までを計算しようとして、小説では計算機をはじいていた。その部分のシーンがないために突然現れたような感じになっている。

オドメーター
 テロリストに追いかけられているシーンでスピードを上げて逃げているところがありましたが、このときのメーターに注目。このメーターのオドメーター(走行距離計)はじめは33061マイル。後になると32994マイルそしてタイムスリップ寸前には33062マイル。あれ?

DVD研究 鍵の束
 マーティがデロリアンのイグニションを回す瞬間、鍵束には名札がつけられており、部分的に手書きでBrownやJFK DriveやValley、CA(住所)といった表記が書かれている。

ニッパー
 ニッパーと聞いて工具のニッパーを思い出した人はちょい知識人。ニッパーと聞いて犬を思い出した人はかなり知識人。ここでは後者の方だが、ニッパーといえばビクターの蓄音機に耳を傾ける犬。ビクターと言えば、様々なシーンで出てくるJVC。しかしビクターはビクターでもここでは本家ビクターの方の話。1955年にも関係している話では、シーンとして、マーティがレコード店で世界最小のラジオをみているシーン。よく見ていただくと、そこにはニッパーの姿が、しかも頭には帽子らしきもの。これはまさか……。

読心機
 ドクの失敗作品として有名なのは読心機。でもこれ実はあってたんじゃないの?当てたことの中には遠いところからというのは別にして沿岸警備隊なんかはマーティがロレインの母親に対していった嘘だったし意外と合ってるのかもしれない

1.21ジゴワット
 タイムスリップに欠かせないのは電気であるが、実は1.21ジゴワットのジゴは実際に存在しない値でギガという方が正しいのかもしれないが実はこれは脚本の時からこのようになっていたという。これは脚本家がそういう分野には詳しくないと言うのが理由なのだという(キネマ旬報より)。

ダースベイダー
 これはマーティがジョージに脅しをかけたときに使った技であるが、ここではこのようなことがあります。

・ヘッドフォンステレオでかけたのはヴァン・ヘイレン
・腰にはヘア・ドライヤーがあるが実はこれドクが1985年で持っていこうとしたトランクの中の荷物の一つ

これ以外にもいろいろと未公開に関する記述はあるのですが、それはDVDで確認できます。

運命
 ダースベイダーの後にジョーイが言うせりふ「ロレイン、きみはぼくと結ばれる…」という台詞があるがこれは実は英語によるジョークで、マーティの台詞では、

"Look, tell her destiny... brought you tohether."
「こう言うんだ。きみとぼくは結ばれる運命だ。」

しかしジョージは、

"My density... has popped me to you."
「ぼくときみは結ばれる濃度だ。」

   destiny(運命)とdensity(濃度)を間違えて言っちゃあダメだね。ちなみに日本語版では直訳では難しいので、運命ではなく運転になっている事がある。

ダンスパーティでの草芝居の稽古
 このシーンでマーティは変な袋を持っていました。実はこれ、古着などを詰め込んだサンドバッグみたいなもの。これを使ってジョージにガッツを身につけようとしたのだ。しかしこれは映画には出ていないが。小説にはその内容があり、ジョージに多少なりともガッツをつけさせるための練習であった。しかし最終的にはあまりの勢いの強さにサンドバッグが吹っ飛んで家の窓をぶちこわしていった。

トランクの中身
 トランクは、はじめの部分でドクが持っていこうとしていた荷物のことでその中には、

   ・下着(木綿のもの。化繊アレルギーらしいが、30年前の本人にとっては余り気にしていないか化繊が存在していないかである)
   ・ヘア・ドライヤー(別途使用)
   ・「プレイボーイ」

など、

 だがこの映像は出てはいないのです。実際には小説版には表記されていたのだが映画では出ていなかったのです。ちなみにその映像は「BACK TO THE FUTURE TRIROGY/バック・トゥ・ザ・フューチャーの秘密」そして、パート1DVDの未公開シーンの中で出ています。

ドクへの手紙
 ダンスパーティーに行く前にカフェでマーティが書いた手紙は、テロリストに殺されることを教えようとした手紙ですが、この手紙は30年後にはボロボロになってるのですが、実はこの手紙、両方とも違う手紙なのです。もちろん、30年分の古さを加えるのは難しいのであらかじめ古くした紙と新しい紙にそれぞれ書いておいたものだと予想しています。その違いはよくわかります。よく見てみよう。


 

パート1   パート2   パート3

パート2

5年間のブランク
 5年間のブランクはオープニングも変わる。実はこれオープニングはほとんど同じようには作っているんですよね。だけど違うのはたくさんあるんです。実際にパート1のエンディングとパート2のオープニングを同時に再生すればその違いは一目瞭然です。ただ一部の映像はパート1からの引用があるようです。

あれ?この人
 パート2は前作から5年後に制作された。実は役者が変わっているのです。まずジェニファー役。パート1ではクラウディアウェルズという方が演じているんですが、個人的理由から降板。パート2以降はエリザベスシューという方が演じています。
 もう一人はジョージ・マクフライ。パート1ではグリスピン・グローバーですが、パート2以降はジェフェリー・ウェイスマンがやっています。本人はよく似ているのだと思われますが、やはり違う部分もあるようで、パート2では特殊メイク(老人)とサングラス(1985年)で出演している。でもダンスシーンのは?と思われがちですが、あれはグリスピン・グローバー本人です。でもこれはパート1の映像を混ぜて、エンドテイクにもパート1からの流用という事になっています。

sky way
 これはパート2の最初の方でマーティたちが2015年に現れたときにあった高速道路ならぬ高速空路ですが、この高速空路をでるとき案内標識(この先どこへ行くのかを示すもの)があるのですが、この標識には3つの場所を示す標識がありました。その行き先がフェニックス、ボストン、そしてロンドン???どこでも行けるんだ

カフェ'80
 息子に扮したマーティが行った喫茶店は1980年代のものばかりが並べられている。そのうちの一つ、壁に飾られたお面をよく見てみると実はこれ85年頃の有名な人々のお面らしい。そのうちの3つはレーガン・ホメイニ・ゴルバチョフ…。しかもカウンターのモニターにでているのはレーガンとホメイニ…。レーガンさんは「アメリカでは、たとえ午後でも、常に朝なのです」という有名な台詞を言ってるしなんなんだここは?
 しかも店内にはアメリカと旧ソ連の国旗が仲良く並んでいる

荒野のガンマン
 マーティがやったビデオ・ゲーム。実はその反対側−健康器具に乗りながら何かを食べていた人のいた方には故障中の張り紙のついていたゲーム機があってそこには「パック・マン」と書かれているようだ。

アンティークショップ「過去への突風」
 これはマーティがスポーツ年鑑を買った店なのですが実はこの店の商品にはこの映画関係のオチが隠されているのです。

  ?パ−ト1でマーティが着ていたGジャンがある。
  ?楽屋オチということでロジャー・ラビット人形がある。
  ?同じく楽屋オチでは「ジョーズ2」のパンフレットがある。

時計台を守る人
 ホバー・ボード・チェイスのあと寄付を求めていたおじさん。実はこの人ちゃんとした役を持った人でこのあとも出てくるのです。その出てくるシーンは1955年で出てきます。それが何の役なのかは探してみてください。ちなみにこの役の名前はテリー(Terry)です。

結婚したときの写真
 催眠装置で眠らされたジェニファーは婦人警官の手によって2015年の家に運ばれた。気がついたときにみたものは、『愛の教会』で結婚式を挙げたマーティとジェニファーの写真だった。さてここで思い出していただきたい。その写真をみているときにむすめのマーリーンがジェニファーが帰っていることに気付いて声をかけようとしていた。そこでジェニファーは写真を床に落としていた。ではその後写真はどうなったのか?落ちているままだときっと誰かがいることに気づく。
 実はその写真はジョージが元に戻したのだ。しかしジョージはギックリ腰で反重力ハーネスによって宙ぶらりんの状態になっていた。ジョージが戻したという証拠に写真を床に落とした後に、写真がおいてある部分のシーンが本編にあるのでみていただきたい。ちなみにその答えは小説版に掲載されている。

メガネと上司
 これはマーティの娘と息子がしていたメガネのことで、実はこれには『JVC(日本ビクター)』のロゴが入っていた。この情報は昔の「ビデオサロン」に載っていた情報で写真もよく写っている。映像ではあまりはっきりしていないのだがちょっとした情報として表示してみる。ちなみにいうと、パート1で出てきたあのビデオカメラもJVC製のVHS−Cカメラ。そしてアンティークショップ「過去への突風」にあったテレビとSVHS−CカメラもJVC。
 ところでマーティをクビにした日本人上司ミスター・フジツウ、え?フジツウ?なぜJVCはごひいきで富士通は悪役なの?

老ビフがデロリアンを使った証拠
 老ビフはデロリアンで1955年に行き過去のビフに年鑑を渡した。その証拠にデロリアンの中にはタクシーの領収書と年鑑を入れた袋とビフの杖があった。しかし証拠はそれだけではなかった実はタイムスリップをしようとしたときに、タイムサーキット時間表示の出発時間の表示が NOV 12 1955 p.m. 6:38 となっています。つまり直前のタイムトラベルの出発点が1955年11月12日ということです。これに気がついていたらこの後は変わっていたのかもしれませんね。

ヒル・バレー高校
 マーティたちの通っていた高校であるが、暗黒時代の1985年では6年前に焼け落ちたと言っている。その被害の状況は本編には出ていない。小説版にはその内容がかかれている。もちろん映画にも存在していたのです。実際はDVD未公開シーンに描かれているのです。

喫煙可?
 ビフ・タネン博物館には”喫煙可”という看板が立っている(タバコに赤マルという喫煙可のマークが掲げてあります)

スポーツ年鑑が引き起こした影響
 スポーツ年鑑によって引き起こされた未来は最悪な状況になっていた。実はドクが資料館から持ち出してきた新聞にはドクが捕まってしまった1983年の新聞もあった。じつはそこには「ニクソン5回目の任期を願う。1985年までにベトナム戦争終結を誓う」というような恐怖の世界になっているわけです。細かいところなので余りよく見えないのですが、捕まったドクの写真の右側がその記事になってるようです。(小説版とスクリーンプレイより引用)

ブックマッチ
 ビフのホテルのマッチのことで、これはパート2のはじめでビフが自動車整備工場の宣伝マッチとして用意されたものだった。

ドクの新聞
 先ほどドクが資料館から持ち出してきたドクが捕まってしまった1983年の新聞は年鑑が燃えたことにより記事の内容が変わった。さっき書かれてあった「ニクソン5回目の任期を願う。1985年までにベトナム戦争終結を誓う」が「レーガン2回目の任期を願う」に変わっているのです。これで一安心。


 

パート1   パート2   パート3

パート3

おまけの映像
 混沌たる旅の始まりとなったのが1955年11月5日のトイレで頭を打ち付けたことだった。はじめの方でドクが現実逃避しようとしてバスルームに逃げ込んでいた。実はよく見てみるとその映像の部分にトイレが映っていてそこには時計がかけてあった。しかもそれは私の判断になるが、その時計はパート1にもあるような気がする…。

デルガード鉱山
 ドクがダイナマイトで爆破した地点の右側にドクの墓があった。しかしよく見るとドクたちがいたのは爆破地点の左側だった。もし右側にいたのなら

ELB
 これはドクのイニシャルですがこのイニシャルのLの部分ずっと疑問だったのですが、最近の調査でこの名前が”Lathrop”(ラスロップ)ということがわかりました。これはパート3の未公開シーンの中に入っているそうです

ポハチー・ドライブイン・シアター
 デロリアンが再出発したところ。ポハチーは1885年頃にもいたインディアン部族の名前である。この映画館については本家BTTFページに情報があった。情報にはこうある

  1:どこかにスタットラーの文字がある
  2:このドライブインで上映されている映画3本はすべてユニバーサル映画である。
  3:タランチュラ!と半漁人の逆襲にはクリント・イーストウッドがちょい役で出ていた。

スタットラー
 パート1からパート3までのすべての作品で出ている名前であるスタットラーは、1885年には馬や馬車を、1985年にはトヨタの販売店、またドライブインにもスタットラー。まさにスタットラーづくし。

製氷器
 ドクの鍛冶屋の中にある蒸気機関は製氷器となっているが。本当のところは蒸気発電機に製氷器の部品を追加していると考える方がいいのかもしれない 。このシステムが今後の蒸気タイムマシンに関わるのか?

あれ?この人…パート2

 Q:1885年で汽車のマップを見ている時に運ばれてきた時計の前に立っていた女性はクララではないか?

 A:クララだと思います。彼女がドクと初めて会ったときに着ていた服と帽子、それとカメラがパンしているときに見えた細長いケース(望遠鏡)が一致しています。

汽車の模型
 ドクが用意した汽車は電気式であるが、供給源とした電気は製氷器の発電機を使っていた。

カメラマン
 時計台の前でドクとマーティの写真を撮ったカメラマン。実はこの人、この映画の撮影を担当するディーン・カンディ本人だそうです。さすが撮影者。しかも彼はパート3の間終始その格好だったという。特に理由はないという。

DOUBLEBACK
 これはZZ TOPが作った曲で、BTTF3サウンドトラック盤にはアコースティック版が収録されているが、本編でも登場している。実は祭りのダンスで演奏していたのがZZ TOPであるのだ。どこにいるのかはわかると思います。

フリスビー
 ドクがビフに撃たれようとしたとき、マーティはとっさにあったパイ皿を使って何とか防いだ。フリスビーを使った同じ場面がパート2でもあった。つまり『時代は繰り返される』

HD研究 クララの花束
 祭りの翌日に帰ったドクの胸につけていた紫の花飾り。小説版ではCのピンで留められているが映画版ではCLARAの文字が彫り込まれている一点物のようだ。実はこれDVD化になってからわかったのがそのピン自体は常にクララの襟元につけられたアクセサリーだった。出会いのシーンの首元や、翌日の望遠鏡修理のシーンや、祭りのシーンでも使っていた。別れのシーンで、窓際に置いていた花飾りはどうなったのか?また首元に戻っています。

ストリクランド
 パート1・2では教師、パート3では保安官をしていたストリクランド一族。まぁあんなにタンネンに目を置くのは一族の血がそうさせているのかもしれない。実はこのストリクランドについては小説版にしかない裏ストーリーがあるこれについては小説版と映画版の違いで話そう。


 マーティとドクは記者を追いかけるために馬にまたがる。ところがこの馬、特にマーティの馬をよく見てほしい。はじめマーティが乗っていた馬は茶色の馬だった。しかし、この馬は黒い馬。ではこの馬一体誰の馬?この馬はもともとタネンの馬だった。このときタネンは保安官代理に捕まってしまい主無き馬はマーティによってこの後の運命を決める。ちなみにマーティは朝起きてドクがいないときにドクを探しに馬にまたがっていたがこの馬は一応マーティがずっと乗っていた馬だったが、鍛冶屋の前で降りた後酒場へは走っている(このとき鞍はなかった)。
 しかしこの馬はその後にも登場している。それはクララが機関車を追いかけるシーン鍛冶屋から颯爽と出てきた馬がマーティの乗っていた馬になっている。
 この内容は小説版において確認されていたネタであるが実際の映像でも確認できるがある意味謎かけ的な内容なのでDVDでよく見てもらいたい。

峡谷の名前
 クレイトン峡谷は1885年にクララが峡谷から落ちたことによりつけられた名前であるが、事実ドクが雷に打たれた時からもうこの名前に変わることはない。最終的にはマーティが落ちたことによって、彼のその時の偽名である「イーストウッド峡谷」に変わったのだ。どちらにしろドクが訪れたことにより未来は変わってしまっているのだ。

 

 

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2001年3月初版 2020年6月加筆訂正

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