調査報告〜デロリアン編〜

デロリアンの原図

小説版パート1にはデロリアンについてこう述べている。

 『現代風の車の正面はフロントガラスからフェンダーにかけて、なだらかに傾斜している−美しいが奇をてらったものではない。しかし、前部の運転席からうしろは改造されていて、原子力発電所あたりでしかお目にかかれない姿になっていた。後部シートとハッチバック式ドアがあるべきはずの場所には、大きな原子炉があり、そのうしろに太い排出孔が二つ突きだしている。一つの排出孔には八つの開口部がついている。排出孔と原子炉の周囲には、直径六インチのコイルが巻いてある。コイルの先はリア・バンパーの下に隠れてしまい、表に見えている部分だけをぐるぐる巻きにしてある。直径約十八インチの丸いもの(マーティはのちにレーダーだと教わった)が、助手席の上にかぶさるように突きでている。エンジンから前輪にかけて、太いケーブルが何本も走り、ますます不可思議な様相を呈している。』

 この文に私は現在のデロリアンを説明しているのにはちょっと違いが多いと思った。その後にデロリアンの原図を見たら納得した。原図ではこの内容のとおりなっていた。前回まではあまりだしたくなかったのだが今回は公開することにした。

外観(上部部品が違う) 内装(助手席にも機械がのびている)

 このほかにも初期の頃の設計画を見たが、以前にもアメリカページで上部の図面が出ていた(現在は見かけない)が、その図面のデザイン図を見ると、コイルの設計具合も違えば、排気口も一本しかないというものであった。

 

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