調査報告〜デロリアン編〜

デロリアン複数台利用

 BTTFではデロリアンの様々な角度から撮影されている。これが一台の車で構成されている訳ではない。デロリアンは合計で7台使われた。使い道は全体撮影用、フロント部分、運転席、運転席を後部から見る目的などで作られている。

 詳しい調査では、パート1時代にデロリアン本体を3台購入してそれぞれ目的にあった改造を行い、パート2/3で3台を追加したという。また、空を飛んでいるデロリアンについては1/5と実寸の模型を用意している。実寸の模型は、ファイバーグラスで作られていて、クレーンやフォークリフトでも人間二人分加えても頑丈で軽いものを作った。

 また、1/5については、パート1時代に製作されたもので、これはラストシーンの空飛ぶデロリアンが有名である。そして、その模型はパート1パンフレットにも掲載されている。

 利用目的としては、1/5はほとんど飛んでいる方に利用し、実寸は飛んでいる状態での乗り降りに使われる。これらの違い、見分け方について表にまとめてみた。

注意:これはMRVの独自の調査で成立しています。訂正箇所があるかもしれません。

  1/5 実寸
目 的 → 飛行中(実際に人形もついている) 飛行状態での乗り降り着陸など
実車との見分け方(MRV調査)枠の振り方は上と同じ
ホイールのDMCロゴ 途中から加えられた 加えられていない場合が多い
キーシリング
(ドアについている)
存在しない方が多い 存在する場合がある
DMCロゴの大きさ
(フロントグリル)
そう変わらない(縦幅1:3) 別の金属板に描かれていて、やけに大きい(縦幅1:2)
ライト ほとんど変わらない ハイビームの時が多い
排気口 かわらない はじめは小さかった
ステンレスパネル 反射してはいない一枚板のように見える 再現は高い

 

<注釈>

ホイールのDMCロゴ:デロリアンで使われていたタイヤはデロリアン標準のタイヤであったが、このホイールの中央には黒丸の中に白地でDMCロゴが入っているのである。

キーシリング:いわゆる鍵穴。ドア取っ手の上の方に円形キーシリングがある。主にドアロック用。

DMCロゴの大きさ:フロントグリルにあるDMCロゴ。

ライト:デロリアンはライト点灯時に通常は外側のライトだけが点灯する。ハイビーム時は内側のライトも点灯する。

排気口:デロリアン後部には、原子力発電システム用の排気口がある。パート2ではミスターフュージョンの核融合システムのおかげで、ホバーコンバーションのジェット噴射口になっている。

こんなところであるが、これをうまく組み合わせることによってあたかも一台の車のように見せている。

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